住宅購入には賃貸にない費用が発生する
住宅を購入するとき、必要になる資金は物件費や土地代だけではありません。「賃貸並みのローンで家が買える」という文言を聞いたことのある方も多いと思いますが、全体的な費用を把握する必要があるでしょう。
費用の例としては以下のものがあります。
- 印紙税
- 仲介手数料
- 登録免許税
- 住宅ローンの保証料
- 固定資産税
言わずもがな、ローンの他にまとまった頭金が必要です。物件購入のタイミングで火災保険や地震保険に加入し、一括で保険料を支払うことも少なくありません。
購入した時期に応じて、固定資産税を売主と分割するケースもあります。手付金として、十万円単位で支払いが必要になることも。
こうしたお金について、総額を把握しておくことが重要です。
住宅購入はライフプランのひとつに組み込んで計画的に
住宅購入の相場や平均年収、年齢等を見ていきました。全国平均と地域で差が見られるように、実際には個々の状況で大きく変わるものです。
大きなお金が動く住宅購入では、ライフプランとキャッシュフローを客観的に組み立て、計画的に考える必要があるでしょう。
参考資料
太田 彩子
執筆者
株式会社モニクルリサーチ メディア編集本部
LIMO編集部記者/編集者/元公務員
京都教育大学卒業。株式会社モニクルリサーチが運営する、くらしとお金の経済メディア「LIMO(リーモ)」のLIMO編集部において、厚生労働省管轄の公的年金制度や貯蓄、社会保障、退職金など、金融の情報を中心に執筆中。大学卒業後は教育関連企業での営業職を経て、2010年に地方自治体の公務員として入職。「国民健康保険」「後期高齢者医療制度」「福祉医療」等の業務に従事した。主に国民健康保険料の賦課、保険料徴収、高額療養費制度などの給付、国民年金や国民健康保険への資格切り替え、補助金申請等の業務を担う。特に退職に伴う年金や保険の切り替えでは、手続きがもれることで不利益を被ることがないよう丁寧な窓口対応を心がけた。その後、保険代理店にてマーケティング業務に従事。保険料比較サイトの立ち上げに参加した。乗合保険会社の商品ページだけでなく、保険の知識を普及するためのページ作成にも参加。ニ種外務員資格(証券外務員ニ種)保有。小学校教諭一種免許、幼稚園教諭一種免許、特別支援学校一種免許取得。
はたらく世代のお金の診断・相談サービスを行うマネイロでは、「【計算例付】厚生年金保険料はどのように決まる?ケース別算出方法や受給額を解説」など、お金や年金制度にまつわる記事を発信中。京都府出身。(2024年9月4日更新)