こうした注目イベントなどを勘案すると、現時点では引き続き、外需・内需への投資はニュートラル(中立)にしておくのが得策と考えます。
確かに、5月は内需関連銘柄で高値更新が目立ちましたが、既に高値警戒ゾーンに入ったものが少なくありません。その意味で言えば、目先の円高進行リスクがやや薄れてきたことなどから、輸出関連セクターは“持たざるリスク”を意識するべきと思われます。
また、出遅れ感の強い内需関連銘柄を拾うのも有効でしょう。さらに、日銀の金融政策に変化が起きるならば、金融セクターや不動産セクターへの注目度を引き上げるのも必要となります。
LIMO編集部
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LIMO編集部は、経済や金融、資産運用等をテーマとし、金融機関勤務経験者の編集者が中心となり、情報発信を行っています。またメディア経験者の編集者がキャリア、トラベル、SDGs、ショッピング、SNSなどについて話題となっているニュースの背景を解説しています。当編集部はファンドマネージャーや証券アナリスト、証券会社・メガバンク・信託銀行にて資産運用アドバイザー、調査会社アナリスト、ファッション誌編集長、地方自治体職員等の経験者で構成されています。編集スタッフの金融機関勤務経験年数は延べ49年(589か月)で、メンバーが勤務していた金融機関は、野村證券、三菱UFJモルガン・スタンレー証券、日興証券、三菱UFJ銀行、三井住友信託銀行、日本生命、フィデリティ投信などがある。日本証券アナリスト協会認定アナリスト(CMA)、第一種外務員(証券外務員一種)、FP2級、AFP等の資格保有者が複数在籍。生保関連業務経験者は過去に保険募集人資格を保有。株式会社モニクルリサーチが運営(最新更新日:2024年9月30日)。