人生100年時代と言われる今日、現役世代の人は、老後の生活を想像したことはあるでしょうか。

かつては老後2000万円問題も話題になりましたが、老後資金の形成は誰にとっても重要な課題でしょう。

そんな老後の生活を支える代表的な制度が公的年金制度ですが、その中身について意外と詳しく理解している人は少ないのではないでしょうか。

そこで今回は、年金を実際にもらうときに送付される年金振込通知書について解説。そのうえで、厚生年金と国民年金の平均受給額、またねんきんネットや年金定期便についても確認していきましょう。

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1. 年金振込通知書とは

「年金振込通知書」は、毎年6月に金融機関等の口座振込で年金を受け取られている方に対して、6月から翌年4月(2か月に1回)まで毎回支払われる金額をお知らせするものです。

出所:日本年金機構「年金振込通知書」

年金支払額や受取金融機関に変更があった場合には、その都度通知がもらえます。