3. 「貯蓄がある人・そうでない人」資産の中身はどう違う?
同資料から60代がどういう資産を保有しているか、内訳を見ていきましょう。
3.1 60歳代金融資産保有額の内訳(金融資産非保有世帯を含む)
金融資産保有額:1745万円
- 預貯金:959万円
- 金銭信託:5万円
- 生命保険:286万円
- 損害保険:39万円
- 個人年金保険:134万円
- 債券:45万円
- 株式:144万円
- 投資信託:96万円
- 財形貯蓄:27万円
- その他金融商品:11万円
3.2 60歳代金融資産保有額の内訳(金融資産保有世帯のみ)
金融資産保有額:2154万円
- 預貯金:1184万円
- 金銭信託:6万円
- 生命保険:353万円
- 損害保険:49万円
- 個人年金保険:165万円
- 債券:56万円
- 株式:178万円
- 投資信託:118万円
- 財形貯蓄:33万円
- その他金融商品:13万円
金融資産の内訳をみると、60代全体(金融資産非保有世帯を含む)と金融世帯保有世帯はどちらも、預貯金が約55%、残りの45%は保険や投資信託等を使って運用をしているということがわかります。
それでも、保有額に400万円ほどの差が出ているのは、どんな金融商品にどのくらいの期間運用してきたかが、1つの要因であると考えられそうです。