1. 不安のトップ3は「お金・健康・認知症」
まず具体的な老後の不安要因を見ると、全体のトップ3はお金(58.7%)、健康(54.6%)、認知症(52.1%)。中でもお金は2018年の調査開始から4年連続の第1位です。
年代別の結果では、特に30〜40代でお金に対する不安が高い傾向が見られる一方、60~70代では、健康、認知症、自身の介護、お金という順になっています(図表1参照)。
年齢が上がるにつれて、どうしても体の不調は増えるものです。年金に頼る老後の生活では、定期的な通院であっても医療費の負担感は大きいでしょう。健康を保つよう心がけることが、結果的にお金を減らさないことにつながるともいえます。