戸建注文住宅を建てる平均顧客像

出所:一般社団法人住宅生産団体連合会「2021年度 戸建注文住宅の顧客実態調査」

「2021年度 戸建注文住宅の顧客実態調査」によると、世帯年収は993万円と昨年の29万円増でした。

出所:一般社団法人住宅生産団体連合会「2021年度 戸建注文住宅の顧客実態調査」

厚生労働省の「2021年 国民生活基礎調査の概況」によると、世帯所得の平均は564万3000円。より実態に近い中央値(所得を低いものから高いものへと順に並べて2等分する境界値)は440万円となっています。

つまり世帯年収993万円となると、それなりの高所得水準であることがわかります。

また世帯主年齢は39.9歳と、前年より0.3歳上昇。ただし地域により差が激しく、東京圏は 42.4歳、大阪圏は40.9歳、名古屋県は37.0歳と差があります。

建築費の平均は3816万円だが、住宅取得費合計は5783万円

気になる建築費については、全国の平均が3816万円になっています。意外にも大阪圏が最も高くて4166万円、東京圏が4096万円、名古屋圏が3614万円です。

これは住宅延床面積に連動している向きもあり、最も広いのは大阪圏の130.1㎡でした。

ただし、土地代を加えた全国平均は5783万円です。相続等がなく、土地から取得する世帯にとって負担は少なくありません。