【つみたてNISA・iDeCo】10月にはiDeCoの企業型DC加入者の要件緩和も

積み立て投資による運用では、つみたてNISAやiDeCoを利用すれば、一定期間・一定金額まで運用益にかかる税金が非課税となります。

特につみたてNISAは年40万円まで、最長20年間非課税となっていますが、途中で引き出しができるので若い方でも利用しやすいでしょう。

iDeCoは私的年金であり、原則60歳まで引き出しができません。ただ掛け金が全額所得控除となり、また年金を一時金で受給する場合は「退職所得控除」、年金で受給する場合は「公的年金等控除」の対象となるなど、税金でのメリットが大きくなります。

途中で引き出す可能性がある資金はつみたてNISA、老後資金はiDeCoを利用すると資金計画も立てやすいですね。

また、これまで企業型DCに加入し、企業型年金規約の定めによりiDeCoが利用できなかった方でも、10月からiDeCoに加入できるようになりました。

iDeCoは今年5月から国民年金に加入していれば65歳まで加入できるようになりました。今は60歳代で働く方も増えており、上手に利用すれば老後資金の一つとして活用できるでしょう。

まとめにかえて

今回の調査で投資信託にまとまった金額を毎月投資している方が多いとわかりました。

投資といえば株式の印象も強いですが、常に株価の変動を見たりすぐに売買ができない現役世代にとっては、ほったらかしで運用できる投信の積み立てがはじめやすいでしょう。

投資金額が月1000円以下という方もいらっしゃいましたが、リスクが怖い、余裕資金がないという方は、少額でも実際に投資をはじめてみることが大切です。実際に投資することで知識が深まったり、経済情報について調べたりするようになるため、まずは少額でもはじめることが大切です。

最近ではネット上でも投資についてわかりやすい情報が多くあります。さまざまな方法を使いながら、投資やリスクについてきちんと学び、検討してみてください。

参考資料

宮野 茉莉子