4. 不労所得月10万円「オススメの投資法4選」ってなに?
ここからは、不労所得におすすめの投資法を4つ、解説していきます。
4.1 不労所得月10万円おすすめの投資法1. 債券に投資
まとまった金額があり、手堅い運用を好むのであれば債券投資がオススメです。
債券は、あらかじめ満期と利率が決められており満期日までは利息を受取ることができます。
また、満期日まで保有しておけば元本が戻ってくるため他の金融商品に比べて安全性が高いと言えます。
しかし、今はどこも金利が低いため大きな収入源になるとは言い切れません。そこまで大きな資金がないという場合は他の投資法も検討してみるといいかもしれません。
4.2 不労所得月10万円おすすめの投資法2. 高配当の株式に投資
投資をして運用も楽しみながら、配当もほしいという方には株式投資がオススメです。
株は、銘柄によって配当がでる企業があります。たとえば、日本の企業で年2回の配当、アメリカの企業では年に4回も配当をだすという企業もあります。
配当がでる月がバラバラの企業を揃えて1月~12月まで毎月配当を受け取るようにして楽しむこともできますよね。
しかし、配当目当てで投資をしても投資した元本自体が大幅に目減りしてしまっては、元も子もないですよね。
どの株に投資するか選ぶときは、配当だけでなく今後の成長にも注目して選んでみてはいかがでしょうか。
4.3 不労所得月10万円おすすめの投資法3. 投資信託
ここまで、債券や株式投資について触れてきましたが、いきなり自分で運用することに抵抗を感じる方も多いと思います。
そういった方にオススメなのが投資信託です。
投資信託は、投資・運用の専門家が投資家からあつめたお金をひとつの資金にまとめて株や債券などに投資し、運用をお任せすることができます。
なかでも毎月、分配金を受け取れる投資信託は非常に人気が高いですが、なかには運用利益がでていなくても元本を取り崩して分配金を出すタコ足分配のものもあります。
投資信託を選ぶ際は、なるべく利益から分配金を出す仕組みのものかどうかチェックしておくと良いでしょう。
4.4 不労所得月10万円おすすめの投資法4. 不動産投資
不動産投資はアパートやマンションを一棟買いすると、部屋数にもよりますが毎月30万円以上の収入を見込めることもあります。
しかし、不動産投資をするにはまとまった資金が必要ですし、ローンを借りるにしても年収や勤務先によっては審査が厳しくなることもあります。
また、不動産を購入してみたもののなかなか満室にならなかったり、事故などで空室が続きやむを得ず賃料を下げ思うように収入を得られないということも充分考えられます。
大きなお金が動くためきちんと運用して投資したお金を回収できる必要があるなど、運用するハードルが高いため、投資初心者の方にはあまりオススメができないかもしれません。
5. 不労所得月10万円でFIREを目指す
今回は、不労所得について詳しく解説してみました。60代70代になって身体が思うように動かなくなった時、不労所得があれば老後生活を送るうえで非常に心強い存在になるでしょう。
しかし、今回お伝えした不労所得を得るための投資法にはそれぞれ良い点と気をつけるべき点がありましたね。
「不労所得」という言葉だけ聞けば、「なんか良いな」と思ってしまいがちですが、何にせよ「不労所得」を得るためには「何かに投資をして収入を得られるだけの投資の知識」が必要です。
とくに、大きな資金を投じて運用をおこなう場合はその分野のプロにアドバイス等をもらいながら慎重に進めていく必要があるでしょう。
参考資料
- 内閣府「令和元年度 高齢者の経済生活に関する調査結果」
- 厚生労働省「令和2年度 厚生年金保険・国民年金事業の概況」
- 金融審議会「ワーキング・グループ」(第21回)厚生労働省提出資料「iDeCoを始めとした私的年金の現状と課題」
鶴田 綾