死亡保険の種類2.終身保険

終身保険は、保障が一生涯続く保険です。何歳で死亡しても死亡保険金は同額であり、必ず受け取ることができます。途中で解約した場合でも解約返戻金が受け取れるため、貯蓄目的で利用することもできます。

保険料の払込方法には「有期払い」と「終身払い」があります。

有期払いは保険料の払込期間を決めてその期間まで払い込めば、あとの支払いはなくなります。終身払いは契約期間中ずっと払い続ける必要がありますが、1回ごとの保険料は有期払いよりも安くなります。

同じ保障の定期保険の保険料と比べてみると、終身保険は貯蓄性がある分、高くなります。なお、終身保険の保険料は更新がないため契約時から変わりません。

■終身保険の種類

低解約返戻金型終身保険

保険料の払込が終了するまでの解約返戻金が低く設定されている保険です。その分、保険料は通常の終身保険よりも安くなります。

保険料払込期間が終了したあとの解約返戻金は通常のものと同じ水準となるので、払込期間中に解約することがなければ、保険料の節約ができます。

積立利率変動型終身保険

終身保険は、将来の保険金支払いのために、保険料の一部を積み立てますが、積み立てる利率は加入した時に決められています。積立利率変動型終身保険は、その利率が市場金利により変動する終身保険です。

金利が上昇して積立金が増えると、死亡保険金や解約返戻金が増える仕組みになっていますが、上昇しなかった場合でも、最低保証利率が設定されているので、それを下回ることはありません。