株式投資をする上で、配当金の動向や株主優待の内容を起点に買う株を選ぶ人もいらっしゃるのではないでしょうか。
確かに、実際に配当金が振り込まれたり、優待ギフトが送られてきたりすると、株式投資のリターンを実感しやすいものです。
しかし、株式投資では「株価の値上がり・値下がり」もリターンに大きく影響を与えます。
今回はコニカミノルタ(4902)について、「1年前に100株を買った人の、本当のリターン」を振り返っていきます。
それではまず、配当金について見ていきましょう。
コニカミノルタの配当金のリターンはいくらか
コニカミノルタの株式を1年前に買い、持ち続けたとすると、2022年3月期の中間配当と期末配当の計2回を受け取ることができます。
なお、配当基準日を迎えた時点でリターンが確定したとします。
今回の検証では、以下のような想定となります。
- 株式の取得日:2021年9月6日
- 株式の取得価格:594円(取得日の終値)
- 2022年3月期・中間配当:15円
- 2022年3月期・期末配当:15円
- 100株ベースの配当金のリターン:3000円
それでは次に、株主優待のリターンを計算していきます。
コニカミノルタの株主優待のリターンはいくらか
コニカミノルタは、9月30日時点で100株(1単元)以上保有している国内の個人株主に同社製カレンダーと、キンコーズ・年賀状印刷クーポン(50%引き)を提供しています。
カレンダーは換金性に乏しいと考え、経済的価値は無しとします。
キンコーズの年賀状印刷・プリントサービスは20枚で3014円であるため、クーポンの経済的価値は1507円とします。
そのため、優待のリターンは1507円となります。
コニカミノルタの株式投資のトータル・リターンはいくらか
以上、配当金と株主優待のリターンについて振り返ってきました。
次に、株価変動によるリターンを計算します。
- 株式の取得日:2021年9月6日
- 株式の取得価格:594円(取得日の終値)
- 取得から1年後の日付:2022年9月6日
- 1年後の株価の終値:476円
- 100株ベースの株価変動によるリターン:▲1万1800円
そして最後に、トータル・リターンを計算します。
- 配当金のリターン:3000円
- 株主優待のリターン:1507円
- 株価変動によるリターン:▲1万1800円
- トータル・リターン(金額ベース):▲7293円
- トータル・リターン(%ベース):▲12.3%
リターンの計算は以上となります。
まとめにかえて
コニカミノルタの株式の年間リターンは▲12.3%となりました。
このようにリターンについて時間軸を設定し、要素を分解したうえで計算してみると、企業ごとに何がリターンに大きく影響を与えたのかがわかり、投資先を選ぶうえでの新たな視点につながります。
参考になれば、幸いです。
