フィカス・ウンベラータ

  • クワ科
  • 常緑高木
  • 参考価格:5000円前後(約50センチメートル)

おしゃれ観葉植物として人気を誇るウンベラータ。おしゃれなインテリアのおうちには必ずといっていいほど見かける植物です。

葉は特徴的なハート型。柔らかく大きな葉と、すらっとした枝のバランスがとてもよい植物で大変人気があります。

日当たり・管理

もともと熱帯の原産なので、暖かいところが大好きです。逆に耐寒性はありません。うっかり外で栽培してしまうと、葉を落とし、枯れてしまう可能性があります。

成長期(春から初秋)には枝先に赤い新葉が生え、新しい葉が次々とできながら、枝が伸びていきます。どんどん大きくなりますから、冬でもよく日の当たる窓辺などに置いておきましょう。

植物は栄養が足らないとき、自分で葉を落として力を蓄えます。枯れているわけではないので、しばらくは見守りましょう。暖かくなると突然葉が出てくることがあります。

水やり

水は適度にあげましょう。水切れをすると葉がぐったりしたり、ひどいときは葉を落としたりします。ただそんなに神経質になる必要はありません。表面が乾燥したら水をあげ、目安は鉢底から水が出るくらいの量をあげます。

剪定

筆者は約10年以上、ウンベラータを育てていますが、最初は育て方を間違い、何度も枯らしそうになりました。しかしその度に復活し、当初は40~50センチ程度だった背丈が、今では150センチ程度まで成長しています。

そのくらい強くて丈夫な植物です。適切な管理をすれば、2メートル以上になることも珍しくありません。天井に届いてしまうくらい大きくなる場合もありますので、樹形が気になる場合は剪定をおすすめします。

成長期の暖かい時期に剪定を行い、枝が分岐しているところ(付け根のすぐ上)をカットします。枝が太いので剪定バサミを使うことをおすすめします。切り方がまずいとそこから枯れ込む可能性があります。

室内では鉢にこだわるのがおしゃれポイント。大きくなったウンベラータには、少し大ぶりの60~70センチくらい高さのある鉢がよく似合います。植え替えるとお部屋に映えて自慢のシンボルツリーになりますよ。