元銀行員が明かす「住宅ローン」を繰り上げ返済すべきではない人の特徴
wutwhanfoto/istockphoto.com
まだまだ残暑は厳しい状態ではありますが、今年も残すところ数ヵ月となってきました。
年末といえばクリスマス…ではなく年末調整ですよね。
夏のボーナスを使った残金も目処がつき、住宅ローンの繰り上げ返済を検討する方もいらっしゃるかもしれません。
フラット35では、2022年10月借入申込受付分から金利の引下げ幅及び引下げ期間が変わります。
こうした情報に触れる度、住宅ローンの借り換えや繰り上げ返済にはどうしても悩んでしまうものです。
繰り上げ返済とは、ローンの一部、もしくは全部を返済することです。たしかに、借金があると考えるのは嫌ですよね。
しかし、実際に住宅ローンの繰り上げ返済をするかどうかは、返済前に慎重に検討いただければと思います。
今回は元銀行員で、融資をする側であった筆者が、住宅ローンの繰り上げ返済をしないほうが有利であるケースや、返済の注意点を紹介いたします。
執筆者
兵庫県芦屋市出身。同志社香里高校・同志社大学政策学部卒業後、損保ジャパン日本興亜(旧日本興亜損保)へ入社。保険代理店への保険商品案内営業に従事。その後、実際に窓口でお客様へ提案したいとの思いから東京スター銀行のリテール営業へ転身。2011年より現在までファイナンシャルアドバイザーとして個人のお金の悩みを解決してきた。2012年より個人販売の全行員内ランキングでは9年間で10位以内から一度も落ちることなく、2014年2位 2019年3位 2020年1位 2021年2位と安定して好成績をおさめた。また周囲への育成にも力を入れており、2014年以降8年連続で途中2度の転勤もありながら、所属支店の成績を31店舗中1位にしてきた。現在は個人向け資産運用会社にて、資産運用のサポート業務をおこなう。一種外務員資格(証券外務員一種)、生命保険販売資格、損害保険販売資格、2級ファイナンシャル・プランニング技能士(FP2級)を保有。