1. 「公平負担徹底のあり方について」意見募集の結果
- 意見募集期間:2017年7月26日から2017年8月15日
- 意見の件数:個人112件、団体19件
上記で提出された意見とその回答について、主なものをピックアップしてみます。
1.1. 訪問によらない契約勧奨を希望
訪問活動の経費が視聴者の負担による受信料によるものであることや、一 般に勧奨等のための訪問を望まない方も多いことに鑑みれば、適切な制度を整備することにより、訪問活動に関する現状を改善する必要性は高いと考えており、ご意見を踏まえ、答申にその旨の記述を追加しました。
1.2. 有料スクランブル方式を推奨
いわゆる有料スクランブル方式は、公共放送になじまないものであり、主な海外の公共放送においても、こうした方式を採用している国はありません。
そのため、現行の受信料を財源とすることを維持したうえで、公平負担の徹底を実現する方法を検討することとし、いわゆる有料スクランブル方式については、検討対象の制度に含めていないため、ご意見を踏まえ、答申にその旨の記述を追加しました。
1.3. 「不払い等を抑止する制度」において、割増金の適用要件が明確であっても状態の立証は困難ではないか
割増金の運用にあたっては、適用要件をより明確に規定することが必要と考えています。あわせて、その要件については、割増金を適用する対象であることが合理的かつ客観的に判断できるようにすること等で、運用の実効性が担保される内容であることが必要と考えており、ご意見を踏まえ、答申にその旨の記述を追加しました。
※1.1 1.2 1.3:NHK受信料制度等検討委員会「諮問第2号「公平負担徹底のあり方について」答申(案)概要に関する意見募集の結果」より一部抜粋・引用
有料スクランブル方式を望む声も多くあがりますが、海外の公共放送でも実施していないという理由から、検討対象の制度に含められないようです。
では、海外の公共放送はどのように運営されているのでしょうか。