60歳代「年金でさほど不自由なく暮らせる」は1割だけ
金融広報中央委員会「家計の金融行動に関する世論調査[二人以上世帯調査](令和3年)各種分類別データ」によると、60歳代は年金に対して以下のように考えています。
- 年金でさほど不自由なく暮らせる:11.1%
- ゆとりはないが、日常生活費程度はまかなえる:60.1%
- 日常生活費程度もまかなうのが難しい:28.8%
年金でさほど不自由なく暮らせると回答したのは、たった1割なのです。今後値上げが進むことで、上記の数字はもっと減る可能性もあります。
こうした点を踏まえると、年金生活者にとって「高級老人ホームへの入居」はかなりの贅沢になることがわかります。
中には自宅を売却して入居を考える方もいますが、不確かな状態での入居は避けるべきでしょう。
老人ホームの入居希望者は増える一方なので、万が一滞納して身元引受人も支払えない状況となれば、退去となることもありえます。
老後の住処は頻繁に変えたくないものですよね。余裕のない状況で理想の老人ホームを選択するのは、あまりにリスクが高いといえます。
著者
株式会社モニクルリサーチ メディア編集本部
LIMO編集部記者/編集者/元公務員
ニ種外務員資格(証券外務員ニ種)保有。小学校教諭一種免許、幼稚園教諭一種免許、特別支援学校一種免許取得。
京都教育大学卒業。株式会社モニクルリサーチが運営する、くらしとお金の経済メディア「LIMO(リーモ)」のLIMO編集部において、厚生労働省管轄の公的年金制度や貯蓄、社会保障、退職金など、金融の情報を中心に執筆中。大学卒業後は教育関連企業での営業職を経て、2010年に地方自治体の公務員として入職。「国民健康保険」「後期高齢者医療制度」「福祉医療」等の業務に従事した。主に国民健康保険料の賦課、保険料徴収、高額療養費制度などの給付、国民年金や国民健康保険への資格切り替え、補助金申請等の業務を担う。特に退職に伴う年金や保険の切り替えでは、手続きがもれることで不利益を被ることがないよう丁寧な窓口対応を心がけた。その後、保険代理店にてパートとしてマーケティング業務に従事。保険料比較サイトの立ち上げに参加した。乗合保険会社の商品ページだけでなく、保険の知識を普及するためのページ作成にも参加。専門家と実務家が発信する金融経済ニュースサイト『LIMO&ファイナンス』でも記事を執筆している。京都府出身、滋賀県在住。(2026年6月26日更新)