1. 【気象庁】記録でわかる!日本はどれだけ暑くなっているのか【真夏日編】

気象庁は最高気温が30℃以上の日を真夏日と定め、「真夏日の日数」を毎年記録しています。

真夏日の平均年間日数は、統計開始から30年間(1910~1939年)では約35日でしたが、直近30年間(1992~2021年)では約41日と、おおむね80年ほどで1.2倍となっています。

出所:気象庁「大雨や猛暑日など(極端現象)のこれまでの変化」

 

年々暑くなっているという印象を抱いている人も多いかもしれませんが、その印象を裏付けるような結果になっていますね。

真夏日などの分類のほかにも、熱中症を予防することを目的とした「暑さ指数」というものが存在します。

この暑さ指数は1954年にアメリカで提案された、湿度や気温、日射・輻射(ふくしゃ)など周辺の熱環境から算出される指標です。

気象庁が発表した暑さ指数に関する週報によると、2022年8月15日から21日にかけては熱中症に関して「危険」とされる暑さ指数31を超える日が週の半数ほどを占めました。

出所:気象庁「令和4年8月 15 日~8月 21 日までの全国の暑さ指数(WBGT)の観測状況 及び熱中症による救急搬送人員数と暑さ指数(WBGT)の関係について (令和4年度第 16 報)」

これほど暑さ指数が高い日が続くと、「日本は年々暑くなっている」と言いたくなりますよね。