70歳代前半でも約3割が働く時代へ

50歳代の仕事に対する考えをみてきましたが、内閣府の「令和4年版高齢社会白書」によれば、今は60歳代前半で約7割、後半でも約半数が働く時代です。

出典:内閣府「令和4年版高齢社会白書(全体版)」

さらに70歳代前半でも約3割が働いており、年々働くシニアは増えています。

現在50歳代の方が老後を迎えるころには、今よりも働く方は増えていると考えられるでしょう。

加えて昨今の物価高に、年金の受給額減少など老後の不安は絶えません。

生きがいだけでなく、年金や貯蓄の不足部分を補うために働き続ける人が多い現代では、いくつになっても「今後どのような仕事や働き方をするか」を考える必要がありそうですね。

特に定年を目前とする50歳代では、これからの働き方を考えるのによい機会とも言えるでしょう。

いま50歳代の方も、それ以下の現役世代の方も、長く働き続ける可能性が高いことを視野に入れてキャリアを考えていきたいですね。

参考資料

宮野 茉莉子