1. 厚生年金と国民年金とは?公的年金制度を学ぶ
まず、日本の年金制度について見ていきましょう。
公的年金は、下記のように国民年金と厚生年金の「2階建て」構造となっています。
国民年金は、年金の基礎にあたり、1階部分とも言われます。20歳以上60歳未満の日本に住む全員が加入するのが原則です。
一方、厚生年金は2階部分と呼ばれ、会社員や公務員などが主に加入します。1階部分の国民年金に上乗せされる形です。
1.1 年金額の目安「モデル年金」とは
先に述べた「モデル世帯」は、年金額の目安に使われます。日本年金機構によると、「モデル年金」の定義は以下となっています。
平均的な収入(平均標準報酬(賞与含む月額換算)43.9万円)で40年間就業した場合に受け取り始める年金(老齢厚生年金と2人分の老齢基礎年金(満額))の給付水準
つまり、専業主婦の妻と会社員の夫という夫婦が40年間続いた夫婦がモデル世帯ということになります。
「平均標準報酬(賞与含む月額換算)43.9万円」は、年収にすると約530万円です。
日本の平均年収は400万円台なので、一般的には高い水準と言えるかもしれません。
実際には、個々人の状況によってことなるので、あまり参考にならないと感じた人もいるのではないでしょうか。
そこで、ここからは国民年金と厚生年金の平均月額について、最新データから見ていきましょう。
執筆者
株式会社ナビゲータープラットフォーム 編集長室
編集者/コンビニ担当
中央大学法学部出身。在学中にThe University of Sheffieldに短期留学経験を積む。大学卒業後、東証プライム大手IT企業を経て、2013年からは厚生労働省の記者クラブにて、医療保険制度や介護・高齢者福祉などの社会保障を取り扱う専門紙の記者として約3年勤務。その後、GMOインターネットグループでは家電全般やハウツー情報などのwebメディアでの記事編集に携わり、月に数十本の記事を発信。SONYやパナソニックなど大手メーカーのカメラやスマートフォン、AV機器など最新家電などを中心に、ニュースやレビュー記事を発信した。
現在、金融と社会保障の分野では、厚生労働省管轄の公的年金(厚生年金保険と国民年金)、年金制度の仕組み、社会保障、貯蓄、マイナンバー制度に関する深い知識を提供。政策の変遷、年金受給資格の詳細、最新の貯蓄トレンドなどに焦点を当て、具体的かつ実用的な情報を読者に届けることを念頭に執筆。
読者がその知識を日常生活に活かし、より良い将来設計を行えるようサポートすることを目指しています。政府の施策から個人の資金管理に至るまで、幅広いトピックをカバーし、経済的リテラシーの向上に貢献しています。読者が賢明な判断を下し、日々の生活や将来設計に役立つ情報を提供している。
読者が直面するさまざまな金融問題に対する実践的な解決策を提供し、信頼性の高い情報源を基に記事を執筆。深い洞察と実用的なアドバイスを通じて、読者が賢明な資金計画を立てられるよう支援しています。
また、小売り分野では特に日本のコンビニエンスストア市場に焦点を当てた内容を執筆。セブン-イレブンやローソン、ファミリーマート、ミニストップ、ローソンストア100などのコンビニチェーンに焦点を当て、定期的に紹介。主要なコンビニチェーンに関する分析の新商品のレビュー、限定キャンペーンの情報、これらの店舗から登場する商品や、消費者の関心を引く限定キャンペーンについての記事を執筆している。
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また読者に対し、日々の買い物に役立つだけでなく、消費者が市場のトレンドを把握し、賢明な消費選択を行うための知識を深めるサポートを目指している。読者が必要とする情報を提供し、コンビニ業界における最前線の動きを追い続けることで、信頼性の高い情報源になるべく記事を執筆している。(2024年5月14日更新)