【富裕層】その定義とお金に対する考え方とは

まずは富裕層とはどのような方を指すのか、その定義について確認してみましょう。

出典:野村総合研究所「野村総合研究所、日本の富裕層は133万世帯、純金融資産総額は333兆円と推計」

2020年に野村総合研究所(NRI)が発表したデータによると、1億円以上5億円未満の純金融資産保有額がある世帯を「富裕層」と定義付けています。全体の割合でいうと、約2%の世帯が富裕層に該当します。

対して、純金融資産保有額が3000万円未満の「マス層」が全体の81.4%を大きく占めています。全体から見ると、富裕層は限られた少数の人々だということが分かりますね。

この結果を見ると、「富裕層」はごく一握りであることが分かります。限られた層の富裕層ですが、節約家・倹約家な一面がある方も多いです。

「節約」というと、「お金にシビア」「ケチ」「お金を切り詰める」というネガティブな捉え方もできますが、「倹約」というと「無駄遣いや贅沢をしない」というような意味が込められています。

富裕層はお金の大切さを知っていることから、普段の生活では無駄遣いをしないといった倹約的な考えを持っているでしょう。

今回は、金融機関での勤務経験を踏まえて「富裕層が気にする意外な節約のポイント」を4つお伝えさせていただきます。