公的医療保険とは?3つの特徴
医療保険には、まず公的医療保険という制度があります。
公的医療保険とは、医療機関を受診するときの医療費の一部を公的な機関が負担してくれる制度を指します。日本の公的医療保険には以下の3つの特徴があります。
公的医療保険の特徴1. 国民皆保険
「国民皆保険」と言って、日本では国民全員に公的医療保険への加入が義務付けられています。
だれでも小さい負担で日本の高水準の医療が受けられることになっています。
公的医療保険の特徴2. フリーアクセス
患者が自由に医療機関を選べるのも特徴です。
どの医療機関でも受診できる仕組みを「フリーアクセス」と言います。実は指定された医療機関を受診しなければならない国もあるのです。
自由に医療機関を選べるフリーアクセスは、日本の公的医療保険の大きなメリットです。
公的医療保険の特徴3. 現物給付
3つ目の特徴は「現物給付」です。日本では保険証を提示して医療費の一部を自己負担すれば、医療サービスが受けられます。
お金ではなく医療サービスそのものが給付されることから、現物給付と呼ばれています。