健康に関する高齢者の自覚症状の状況
まずは、同調査から健康に関して自覚症状の状況について振り返ります。
同調査では、有訴者(病気やけがなどで自覚症状のある者)は人口1000人当たり302.5という割合となりました。なお、本記事では「人口1000人当たりの自覚症状のある者の割合」を、有訴者率と呼びます。
有訴者率を性別でみてみると、男性270.8、女性332.1と、女性の方が割合が高いことがわかりました。
年齢階級別で見てみると、「10~19歳」が157.1と最も低くなり、年齢が高くなるにつれて上昇する傾向が見て取れました。
なお、「60~69歳」では338.9となり、「80歳以上」では511.0という結果となりました。
症状別では、男性では「腰痛」の有訴者率が最も高くなり、続けて「肩こり」「鼻がつまる・鼻汁が出る」といった結果となりました。
一方、女性では「肩こり」が最も高く、続けて「腰痛」「手足の関節が痛む」という結果となりました。