まとめにかえて

今回見てきたように、国民年金と厚生年金では差があることがわかりました。

今年の10月には、パートタイマー等の短期時間労働者に対する厚生年金保険の適用拡大が行われます。

老後に受け取れる年金額は、現役時代の職業や収入によって異なるため、厚生年金加入の有無で将来的に必要になる貯蓄額は差が出てくるでしょう。

働き方はさまざまですが、将来の年金も検討する際の目安の一つにするといいでしょう。

また、パワーカップルであっても、家計状況によっては将来貯蓄が足りなくなる場合もあります。

思ったよりも年金額が少ないと感じた場合には、対策を講じる必要があります。しかし、多種多様な金融商品が存在するため、「何からはじめたらいいのだろう」と悩まれる方も多いでしょう。

最近では、iDeCoやつみたてNISAなどの税制優遇制度を活用した資産運用を取り入れる方も増えてきました。

まずは、国の税制優遇制度について調べることや、金融庁の資産形成に関する情報をチェックして正しい知識を取り入れるところからはじめてみるのも良いでしょう。

「人生100年時代」といわれる中で、ゆとりある老後を過ごすためには現役時代からの計画的な準備が肝心です。

早めに取り組むことで少額でも十分な貯蓄ができるため、今できることからはじめていきましょう。

参考資料

仲宗根 梨世