【つみたてNISAとiDeCo】買ってはけない投資信託2選

つみたてNISAとiDeCoは、長期・積立・分散に適した商品がラインナップされていますが、実は買ってはいけない要注意の商品も紛れ込んでいます。

しっかり確認しておきましょう。

つみたてNISAとiDeCoの要注意商品1. 手数料が高い商品は買ってはいけない

商品を選ぶ際には、手数料に注目してみましょう。

税制面で優遇が受けられるつみたてNISAとiDeCoでも、毎月信託報酬と呼ばれる手数料を支払わなければなりません。

利益を最大化するためには、手数料はできるだけ安くすることがポイントです。

一つの目安として、つみたてNISAの国内資産を対象としたインデックス投信の信託報酬は0.5%以下(税抜)、海外資産を対象とする場合は0.75%以下(税抜)です。

出典:金融庁「つみたてNISAについて(平成29年7月)」

信託報酬が0.1%前後の商品を選ぶと良いでしょう。逆に、信託報酬が1%を超えるような、手数料が高すぎる商品は選ばない方がいいでしょう。

つみたてNISAとiDeCoの要注意商品2. インデックス運用ではない商品で、かつ利益が出ていない商品

つみたてNISAとiDeCoは、商品の仕組みが分かりやすく、ゆっくりとお金を増やしていくことができる可能性が高い、インデックス投資信託が数多くラインナップされています。

一方で、インデックス投資信託ではない、バランスファンドやラップファンドと呼ばれるものも含まれています。

バランスファンドやラップファンドは、インデックス投資信託とは異なり、金融機関が選定した株や投資信託を組み合わせているものなので、人件費がかかっており、手数料が高くなる傾向があります。

また、運用成績については、インデックス投資信託に比べて、儲かっていない商品もあります。

難しい商品を買いたくない人や、手数料を払いたくない人などは、インデックス投資信託で十分です。

つみたてNISAとiDeCoではバランスファンドや、ラップファンドを買わないようにしましょう。

さらに、つみたてNISAではなく、一般NISAを使っている人の場合は「毎月分配型の商品」は要注意です。

毎月分配の商品は、利益が利益を産み、雪だるま式に利益が増える「複利の効果」を最大限に活用することができません。

一般NISAでは毎月分配ではなく、利益を再投資するような商品を選ぶようにしましょう。