3. 公務員や会社員は退職金に頼らない方がいい？老後2000万円問題から考える

先に述べたように、公務員の退職金は2000万円以上であることがわかりました。 2000万円という金額は、過去に話題になった「老後2000万円問題」に相当します。

これは、2019年に発表された金融庁の報告書で「老後の生活費として年金収入に加えて2000万円を用意しないと、生活費が足りなくなるのではないか」という趣旨の内容でした。

ただ、この2000万円については、介護費や、賃貸住宅に住む人の家賃は考慮されていません。

つまり、老後の家賃が必要な人や、家族に介護の面倒をかけたくない人には、2000万円では足りないでしょう。2000万円に加えて、老後の家賃と介護費を準備する必要があります。

さらに、退職金の額はあくまで参考値。一部の企業は、最初から退職金制度を持っていません。

できるだけ早く、あなた自身で老後資金を準備することが大切です。