総務省消防庁は2022年7月、全国の熱中症による救急搬送状況(2022年7月4日~7月10日 速報値)を公表しました。それによると、救急搬送された人数は5744人となり、前年同月の2333人と比べると大きく増加していることがわかりました。

そこで今回は、この調査結果を詳しく見ていきましょう。

熱中症の救急搬送、高齢者3259人で6割近くに

救急搬送された人員を年齢区分別にみると、下記の通りです。

出典:総務省消防庁「熱中症による救急搬送人員(7月4日~7月10日速報値)」

年齢区分別の構成比

  • 高齢者:3259人(56.7%)
  • 成人:1797人(31.3%)
  • 少年:632人(11.0%)
  • 乳幼児:56人(1.0%)
  • 新生児:0人(0%)

※カッコ内は全体に占める割合

高齢者が半分以上を占めていることがわかります。