4. 【投資FIRE】不労所得月30万円を稼ぐおすすめの方法4 投資信託
投資信託とは、ファンドマネージャーと呼ばれる運用の専門家が、投資家に代わって運用(国内外の株式や債券を購入)してくれます。その運用の成果として出た利益を投資家に還元する商品です。
さまざまなタイプがありますが、毎月の収入を得ると考えると「毎月分配型」の投資信託を選ぶ必要があります。
毎月分配型で注意したいのが、実際には利益が出ていないのに分配金を支払うケースがあること。その場合、基準価格に影響が出て、目先の分配金は期待できても将来の資産が目減りする場合があるので注意が必要です。
たとえば元本に対して月に1%程度の分配金がでれば年間約12%の利回りとなり、年間360万円の不労所得のためには、元本は3000万円必要となります。
ただこちらも商品によって差は大きく、市場の状況によっては分配金が減ることもあります。自分自身で投資信託の仕組みを理解してからはじめることが大切と言えるでしょう。
5. 【投資FIRE】不労所得月30万円を狙うために
不労所得の作り方をご紹介してきましたが、ほとんどの方が「夢の話しだ」と感じた方が多いのも事実だと思います。
不労所得で今の生活すべてを賄うことは難しいかもしれません。しかし、不足するだろう老後の生活資金の足しとして、コツコツと不労所得を今から貯めていくことができれば将来の漠然とした不安も払拭できるかもしれません。
とは言え、投資にはリスクが必ずついてくるものです。興味があって投資を始めてみようと考えている方は、予算や自分のリスク許容度にあったものを選ぶことを心がけ、安心して長く継続できるものを選択するようにしてください。
投資は時間が味方をします。短期ではなく、長期目線で資産運用を計画することで、リスクの分散にも繋がるでしょう。
この機会に、自由なセカンドライフを過ごすためにも、今から資産運用の初めの一歩を踏み出してみてはいかがでしょうか。
参考資料
吉田 奈都子
執筆者
大阪体育大学卒。中学~大学とサッカー部に所属。社会人女子ラグビー経験もあり、日本代表候補選出歴のあるスポーツウーマン。引退後は日本生命保険相互会社にて、保険商品の提案業務など金融営業経験を積み、採用・育成担当としても一度に約100名の指導経験をもつ。前職のゴンチャジャパンでは新規店舗の立ち上げに携わるなど、フットワークの軽さが持ち味。現在は個人向け資産運用会社にて、マネーに関するコンサルティング業務を行っている。AFP(Affiliated Financial Planner)
監修者
株式会社モニクルリサーチ メディア編集本部 編集長室
LIMO編集部記者/元新聞記者
担当分野
金融と社会保障分野の専門知識を生かし、主に公的年金(厚生年金保険と国民年金)、公的年金制度の仕組み、社会保障、貯蓄、マイナンバー制度など幅広くカバーしている。
信頼性の高い情報源をもとに、政策の変遷や最新の貯蓄トレンドを掘り下げた記事も手掛けているが、難解な情報を分かりやすく伝えることを意識している。
また、退職金、資産運用や貯蓄、NISA、iDeCoなど、多岐にわたるテーマについて企画・編集・執筆している。
経歴
中央大学法学部を卒業後、東証プライム上場の大手IT企業でキャリアを開始。
その後、厚生労働省の記者クラブにて約3年間、医療保険制度や介護・高齢者福祉に特化した社会保障の専門紙で記者として働いた。
ここで社会保障分野に関する深い知識と実務経験を積み、複雑な制度の解説や政策を分析するスキルを磨いた。
現在は、株式会社モニクルリサーチが運営するくらしとお金の経済メディア「LIMO(リーモ)」のLIMO編集部にて、金融と社会保障分野に特化した記事を執筆している。
スタンス
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最終更新日:2024年11月11日