4.1 年金請求の手順1. 登録記録が正しいかチェック
お手元に届く年金申込書には、これまでの年金加入の記録が記載されています。まず、提供された情報に「漏れ」や「間違い」がないかを確認します。
転職したり、専業主婦から扶養を外れたりした方は、しっかり確認してください。
万一、不一致があった場合は、すぐ最寄りの年金事務所に連絡しましょう。
4.2 年金請求の手順2. 年金申請書への記入
記入内容に間違いがなければ、年金申込書の必要事項を記入してください。
上記は、年金申請書の一部です。添付の注意事項や記入例をお読みいただき、正しい情報を記入しましょう。日本年金機構のホームページから年金申請書をダウンロードすることもできます。
4.3 年金請求の手順3. 年金を申請する
書類が揃ったら、最寄りの年金事務所に持参するか、郵送で送ってください。
年金申請時の「うっかり忘れ」にご注意ください。
年金には有効期限(時効)があり、それを過ぎると年金を受け取る権利はなくなってしまいます。何らかの事情で年金の申請が遅れた場合、5年後に時効となります。(国民年金法第102条第1項、厚生年金保険法第92条第1項)。
年金の申請忘れには気をつけましょう。
まだまだ先のことと思えても、あっという間に老後はやってきます。「ねんきん定期便」などで、いくらもらえそうかをチェックしておくといいでしょう。まずはご自身のマネープランをじっくり考えてみてはいかがでしょうか。
参考資料
齊藤 慧
執筆者
株式会社モニクルリサーチ メディア編集本部 編集長室
LIMO編集部記者
担当分野
金融と社会保障分野の専門知識を生かし、主に公的年金(厚生年金保険と国民年金)、公的年金制度の仕組み、社会保障、貯蓄、マイナンバー制度など幅広くカバーしている。
信頼性の高い情報源をもとに、政策の変遷や最新の貯蓄トレンドを掘り下げた記事も手掛けているが、難解な情報を分かりやすく伝えることを意識している。
また、退職金、資産運用や貯蓄、NISA、iDeCoなど、多岐にわたるテーマについて企画・編集・執筆している。
経歴
中央大学法学部を卒業後、東証プライム上場の大手IT企業でキャリアを開始。
その後、厚生労働省の記者クラブにて約3年間、医療保険制度や介護・高齢者福祉に特化した社会保障の専門紙で記者として働いた。
ここで社会保障分野に関する深い知識と実務経験を積み、複雑な制度の解説や政策を分析するスキルを磨いた。
現在は、株式会社モニクルリサーチが運営するくらしとお金の経済メディア「LIMO(リーモ)」のLIMO編集部にて、金融と社会保障分野に特化した記事を執筆している。
スタンス
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厚生労働省、金融庁、総務省、デジタル庁、財務省(国税庁)などの信頼性の高い官公庁の公開情報を基に、読者が日々の生活や将来の計画に役立てられるようなアドバイスを心掛けている。
単に情報を提供するだけでなく、実践的で信頼できるコンテンツを作り続けることを目指している。
最終更新日:2024年8月9日