児童手当が廃止になる年収1200万円以上の世帯は、大学無償化の対象外

2020年から、「高等教育の修学支援新制度」も始まっています。一般的に「大学無償化」と呼ばれるこの制度では、「授業料減免制度」と、「給付型奨学金」の2つの支援があります。

授業料減免制度とは、大学などに納める入学金や、授業料が免除または減額される制度です。給付型奨学金では、「日本学生支援機構」から毎月一定の金額が振り込まれることになっています。

やはり所得制限があり、誰でも利用できるわけではありません。例えば4人家族で、本人(18歳)、と中学生の子ども、収入は父親のみのケースの場合、所得制限と支給額は以下のようになっています。

所得制限は、子どもの人数や年齢によってもさまざまですが、制度が受けられるうち、一番高い収入でも約460万円とされています。つまり、年収1200万円以上の世帯は、いずれにしても対象外。大学無償化の制度も利用できないのです。