3. 住民税の計算方法は? 3つの壁でシミュレーションしてみよう

収入が100万円なら、住民税は0円になることがわかりました。しかし、住民税を気にして100万円以下で働くとしても、超えてしまう場合があるでしょうし、はじめから100万円以上を考えて働く人もいるでしょう。

0円にならない場合に、住民税がいくらになるか、知りたいところですよね。

住民税の計算方法と、実際にシミュレーションした住民税の金額を紹介します。

3.1 住民税の計算方法

住民税は、所得に応じて課税される「所得割」と、定額で課税される「均等割」の合計で求めます。

3.2 住民税の計算方法【所得割】

収入から給与所得控除と所得控除を差し引いた課税所得に、「税率10%」をかけます。10%というのは、市町村民税6%、道府県民税4%の合計です。最後に調整控除を差し引けば、所得割がでます。

収入-給与所得控除-所得控除=課税所得
課税所得×税率10%-調整控除=所得割

3.3 住民税の計算方法【均等割】

定額で課税される均等割は、地域によって多少違いがあります。多くの自治体では、市町村民税1500円と、道府県民税3500円を合わせた5000円です。