4. 出費をグループ分けする

最後は家計の見直しをしていくのですが、まずは出費を3つに分類してほしいのです。1つは毎月必ず決まった金額だけ支払う固定費、2つ目は毎月払うけれど工夫すれば減らせそうな変動費、3つ目は毎月発生するとは限らない費用です。

1つ目の固定費は、毎月支払うので見直し効果が大きいのですが、見直しには骨が折れることも多いでしょう。たとえば、居住費や通信費、保険料などがこれにあたります。ここは生活の基礎を担うことが多く、むやみに削ると生活自体に支障をきたす場合もあります。

2つ目の変動費は、食費や娯楽費、被服費など。これらは工夫次第で減らすことができそうですが、生活するうえでの満足度を高める部分なので、下手に削ると効果が小さいのに満足度が大幅に減ってしまう可能性があります。

3つ目は、毎月発生するとは限らないので削っても節約効果が小さいものです。ただし、毎月発生しないけれど発生することがわかっている費用は、ボーナスなどでまとめ買いしておくことで、毎月の収支バランスが崩れにくくなるという特徴があります。たとえば、まとめて買うことができる自費治療の薬やコンタクトレンズ、お米などの消耗品が挙げられます。

これだけ分類すれば、あとは1つ目と2つ目に該当する項目について見直しをするだけです。急に全部を見直そうとすると大変なので、毎月1つずつ見直しをするというのもありです。それでかなり家計のバランスが改善するはずなので、ぜひ試してみてくださいね。