3. 元銀行員が説明する住宅ローンのリスク③:借金を返済した後の価格変動リスク
ローンの返済が完了した後にも、実はリスクがあります。
それは、不動産価値の変動です。
不動産の価値は立地や景気動向など様々な要素の影響を受けます。
特に地方の場合、人口の慢性的な減少が進行する地域では、価格下落の可能性が高まります。
「住宅ローンを活用する全ての人が、このような広範な知識を持つべし」と言うと酷な部分もありますが、少なくともそういう知識があればリスクをより把握しやすくなるということは知るべきでしょう。
4. 元銀行員が説明する住宅ローンのリスク④:利息の支払いがある
住宅ローンは「借金」ですので、当然「利子の支払い」を伴います。
さらに、利子は金利と借入期間という変数をもとに計算されるので、元本と比較して少々複雑であり、その分いくらか理解のハードルも上がるでしょう。
加えて、もともとの元本が大きいので、利子の支払い総額もその分大きくなります。
借金の返済には、元本だけでなく「それなりに大きな金額で、かつイメージするのが少々難しい費用」も加算されていると認識することは、重要です。