4. 基礎年金の平均額の推移と令和4年度の年金額

では、令和4年度の基礎年金と厚生年金の平均月額を確認します。

出典:日本年金機構「令和4年4月分からの年金額等について」

  • 基礎年金(満額):6万4816円
  • 厚生年金(夫婦2人分の老齢基礎年金を含む標準的な年金額):21万9593円

令和4年度は昨年度より、0.4%減額されています。では、基礎年金の平均月額はどのように推移してきたのでしょうか。

出典:厚生労働省「令和2年度 厚生年金保険・国民年金事業の概況」(2021年12月)

 

  • 2016年:5万5373円
  • 2017年:5万5518円
  • 2018年:5万5708円
  • 2019年:5万5946円
  • 2020年:5万6252円

月の平均額をみると、金額は上がっています。

一方で受給権者数も増えており、基礎年金の「老齢年金 ・25年以上」は2016年に3166万人ですが、2020年は3328万人に増加しています。