1. そもそも「厚生年金」と「国民年金」とは
厚生年金に加入している方は、同時に「国民年金」にも加入しています。
日本の年金制度は、図のように2階建ての構造をしているのです。
日本に住む20~60歳未満の全ての方が加入するのが国民年金で、同資料では受給者数が3328万1594人となっています。
この上乗せとして加入できるのが、厚生年金。具体的には会社員や公務員など第2号被保険者で、厚生年金の加入条件を満たした事業所に勤めている方です。
令和2年度末での受給者数は1610万133人でした。
厚生年金の保険料は収入によって決まり、納めた保険料や加入期間で年金の額が決定します。
この金額と国民年金を合算した保険料を、給与天引きにて納めています。
年金の基本的な仕組みがわかったところで、次は実際に受給されている厚生年金の受給額を見ていきましょう。