ファーストリテイリング(9983)は2017年8月期の第2四半期 累計(2016年9月-2017年2月期)決算を発表。第1四半期の回復が基調が第2四半期も継続。会社の通期計画は据え置かれたが、進捗率がよく、株価に対してポジティブな印象だ。

決算ハイライト

2017年8月期の第2四半期 累計実績は、売上収益が対前年同期比+1%増、営業利益が同+32%増、税引前四半期利益が同+80%増、親会社の所有者に帰属する四半期利益は同+107%増となった。

株価への印象はポジティブと考える理由は以下の通り。

まず、円高による海外利益の目減り要因があったものの、中国、東南アジアなどを中心に海外ユニクロ事業が増収と利益率改善を達成し、部門利益が同+66%増となったこと。次に国内ユニクロ事業が厳しい売上環境のなかで値引き管理に成功し、着実に収益を伸ばしたことだ。為替差損が差益に転じたことも効いた。会社通期計画は据え置かれているが順調な進捗と言える。

ここに注目!

投信1編集部では、アジア圏のユニクロ事業が引き続き利益率を高めながら利益を伸ばすのかに注目。今期不振のジーユーの施策、および柳井氏が旗を振るデジタル化推進の成果にも着目していきたい。

LIMO編集部