株主優待は企業から株主へのプレゼント。感謝の気持ちをこめた優待品の内容は、企業によってさまざまです。気に入った優待品を見つけるプロセスはまるで宝探しのよう。ライフスタイルにあった株主優待を見つけて、毎月の楽しみを増やしてみませんか?
※各社優待内容は、直近実績または2017年4月5日現在の予定です。
【4~6月】まだ見ぬ場所に思いをはせて―旅行、地方名産品、ホテルの優待
日に日に明るく、強くなる日差し。花が咲き、新緑がまぶしいこの季節は外に出たくなるもの。旅の計画を立てるのもよし、都会でリゾートを満喫するもよし、地方の魅力的な品を探してみるのもいいかもしれません。
4月:旅を楽しむ―エイチ・アイ・エス(9603)
海外旅行といえば、エイチ・アイ・エス(9603)という方も多いのでは。同社の株主優待は同社ツアー代金の支払いなどに使える「H.I.S.株主優待券」。加えて、ハウステンボスやラグーナテンボスの入場割引券ももらえます(4月末、10月末に100株以上保有する株主対象)。夏の旅に使ってみては。
5月:地方の魅力に触れる―宝印刷(7921)
地方発の魅力あふれる品々を探すなら、宝印刷の株主優待はいかがでしょうか。同社の株を100株保有(3年未満)すると、年1回、1,500円相当のカタログギフトがもらえます。内容は保有株数や保有期間に応じて変わりますが、特産グルメやメイドインジャパンの高品質な品物7~8品から選べます。日本再発見の機会になるかもしれません。
6月:都会の休日に―藤田観光(9722)
東京都心の高級ホテル「椿山荘」。豊かな緑に囲まれた佇まいは都会の喧騒を忘れてしまう心地よさ。椿山荘を運営する藤田観光の株主優待は、同社グループの施設利用割引券やワシントンホテルプラザの宿泊割引券です(6月末、12月末に1,000株以上保有する株主対象)。リーズナブルだけどリッチ、そんな休日を楽しむ日に使いたい優待です。
【7~9月】日々のお買い物が楽しくなる―スーパー、百貨店の優待
家族の食事、日用品、衣類――日々の暮らしを営むなかで必ずするお買い物。小さな積み重ねがやがて大きく花開くように、株主優待でつくる日々の小さなリーズナブル感が暮らしのゆとりにつながっていくかもしれません。
7月:日々の買い物に―トーホー(8142)
業務用食品卸売大手であり「トーホーストア」や「A-プライス」を展開するトーホー。同社の株を購入するとこれら系列スーパーで使える買物割引券がもらえます(7月末、1月末に100株以上保有する株主対象)。割引券は1,000円の買い物につき1枚(100円分)使うことができます。日常の食事の支度に上手に使いたい優待です。なお、200株以上の保有なら、トーホーセレクト製品やtoho coffee製品も追加されますよ。
8月:キャッシュバックが魅力―イオン(8267)
イオンの株主優待は個人投資家に圧倒的な人気。理由は株主優待の「オーナーズカード」(8月末、2月末に100株以上保有する新規株主を対象に案内書送付)。お買い物で提示して支払うと、保有株数に応じた返金率で半年ごとにキャッシュバックされます。100株保有なら返金率は3%(上限100万円まで)。“現金”のキャッシュバックで高いお得感を味わえます。
9月:おしゃれに装う―三越伊勢丹ホールディングス(3099)
ファッションの伊勢丹として、その品ぞろえが圧倒的な支持を受ける伊勢丹と、歴史と伝統がある三越を有する三越伊勢丹ホールディングス。同社の株主優待は、同社グループ店舗でのお買い物に使える優待カード(10%割引)です(9月末、3月末に100株以上保有する株主対象)。気分が上がるお買い物が増えそうですね。
>>三越伊勢丹ホールディングスの株主優待情報(大和証券サイト)
【10~12月】ヘルシー&リッチ!おいしいドリンクやジャムを楽しむ優待
食欲の秋から年末年始は食事がおいしいけれど、体型や健康が少し気になります。そんなときは株主優待を使って朝食をヘルシーな野菜ジュースや甘さ控えめのジャムに変えたり、夜もポリフェノールが健康によいとされるワインを楽しんだり、という選択肢も考えてみては。
10月:ワインを味わう―巴工業(6309)
遠心分離機などの製造や化学工業製品などの輸入販売を行う巴工業。同社の株主優待は意外にもワイン。ワインは年によって変わり、2015年度はシャトー・サン・ロー(Château Saint Lô)というフランス・ボルドー近郊のサン=テミリオンというワインの名産地のものでした。発送は12月下旬。クリスマスやお正月の一本として活躍させては。
11月:朝食にジャムを-アヲハタ(2830)
家庭用ジャムのシェアで約3割を占めるアヲハタ。そんな同社の株主優待は、同社の看板製品であるジャムやパスタソースなど自社製品の詰め合わせです。100株保有の場合、1,000円相当の商品がもらえます。フレッシュな香りのジャムで朝食が楽しみになりますね。
12月:トマトの恵みを存分に-カゴメ(2811)
野菜ジュースやケチャップなど、トマトを使った加工品でおなじみのカゴメ。同社の株主優待は、自社商品の詰め合わせです(12月末、6月末に100株以上保有する株主対象)。内容も野菜ジュースや調味料など多彩で、毎日きっと活躍するはず。同社ホームページでは優待品による簡単レシピなども紹介。おかずに困った時も助けてもらえそう。
【1月~3月】ちょっと一息。コーヒータイムを楽しむ優待
ほっこり、ゆったりしたいとき、気合いを入れたいとき。私たちの生活のさまざまなシチュエーションにある、コーヒーとお菓子。カフェで、家で。家族や友達と。どこで誰と使ってもおいしく楽しめる株主優待を探してみましょう。
1月:コーヒーに合うケーキをお得に-モロゾフ(2217)
1969年発売の超ロングセラー商品「デンマーククリームチーズケーキ」で知られるモロゾフ。同社の株主優待は10枚綴りの優待券1冊(1月末、7月末に1,000株以上保有する株主対象)。この優待券1枚につき、1,080円までの購入・飲食が20%割引に。チーズケーキとコーヒーの愛称は抜群。ご家族でのおやつの時間にいかが?
2月:看板スイーツと一緒に―コメダホールディングス(3543)
モーニングやスイーツ「シロノワール」が有名なコメダ珈琲店を運営するコメダホールディングス。同社の株主優待は同社の直営店・FC店で利用できる「KOMECA(コメカ)」というプリペイドカードです(2月末、8月末に100株以上保有する株主対象)。ファンの多いスイーツの逸品を香り高いコーヒーとともに味わってみては。
3月:ちょっとした休憩に使う―サンマルクホールディングス(3395)
クロワッサンにチョコレートがぎっしり詰まった「チョコクロ」が大人気のサンマルクカフェ。運営するサンマルクホールディングス(3395)の株主優待はグループ直営店・FC店で使える株主優待カード(3月末の株主が対象)。サンマルクカフェではカードを提示すると20%オフになり、有効期間中なら何度でも利用できます。休憩が増えてしまうかも!?
>>サンマルクホールディングスの株主優待情報(大和証券サイト)
まとめ
いかがでしたか。今回ご紹介した企業の他にも、株主優待を行っている企業はたくさんあります。証券会社の株主優待検索サイトでは、優待の種類・投資金額などから企業が検索でき、便利でおすすめです。
普段使っているお店に株主優待がないか探してみたり、利用したい株主優待を見つけたら、その企業の株主になって、日々の生活を充実させてみては?
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