良品計画(7453)は2017年2月期決算を発表。サプライズはないが2018年2月期も順当に二桁増益が続く見通し。株価にはポジティブな印象だ。

決算ハイライト

良品計画の2017年2月期実績は、営業収益が対前年度比+8%増、営業利益が同+11%増の383億円、親会社株主に帰属する当期純利益(以下、純利益)が同+19%増となった。

営業収益は会社計画や市場コンセンサスに対してやや弱めだったが、利益面では小幅ながらも期待を上回っている。2018年2月期の会社計画も営業収益が同+12%増、営業利益が同+11%増、純利益が同+10%増と二桁増益が続く見通し。自社株買いの発表もなされ、一株当たり配当も増配基調が続くとみられることから、全体として株価にはポジティブな印象。事業拡大が進む中国で既存店売上高が現地通貨ベースで堅調なことも好印象だ。

ここに注目

投信1編集部では、同社が掲げる2021年2月期の営業利益目標600億円を実現するため、中国を中心に東アジアで事業拡大が続くか、海外成長に伴って在庫とサプライチェーン管理の高度化が進むのかなどの点に注目したい。

LIMO編集部