3. 金融危機の度にお金持ちは資産を増やす
経済や資本市場においては過去20年近くを見ると様々なことがありました。
- 1990年代後半のアジア通貨危機
- 2000年初頭のインターネットバブル崩壊
- 2008年のリーマンショック
こうした大きなショックがあり、経済や資本市場ではほとんどの投資家が大きくネガティブな影響を受けます。お金持ちも例外ではありません。
ただ、お金持ちはこうした金融危機で一時的に資産を減らしますが、その後数年もするとそれを超えて資産が大きくなっていることがUBS/PwCのレポートからもわかります。
4. お金持ちのポートフォリオの中身とは
「世界のお金持ちは何に投資をしているか」でもお伝えしたように、仏コンサルティング大手のキャップジェミニによれば富裕層の資産構成は以下の通りです。
- 株式:31%
- 現金及び現金同等物:27%
- 不動産(住居を除く):17%
- 債券:16%
- オルタナティブ投資:9%
ここから分かることは「現金及び現金同等物」のポジションをしっかりと3割程度持っているということです。