公務員で「退職金2000万円以上」リアルな割合はどれくらいか、金額ごとに見る 公務員の種類や会社員の退職金との違いも確認

2. 「国家公務員の退職金」平均はいくらか

では実際に、国家公務員の退職金がいくらくらいなのか、内閣官房内閣人事局「退職手当の支給状況（令和2年度）」を参考に確認します。

2.1 国家公務員[常勤職員]退職手当の平均支給額（退職理由別）

• 定年　2142万1000円
• 応募認定（※1）　2551万9000円
• 自己都合　299万4000円
• その他（※2）　193万5000円
• 全体平均　1023万9000円

※1「応募認定」は45歳以上（定年60歳の場合）の職員を対象にした早期退職募集制度のことで、自己都合退職よりも割増された退職金が支給されます
※2「その他」には、任期制自衛官等の任期終了（常勤職員）や死亡等による退職が含まれています。

2.2 行政職俸給表（―）適用者 （一般行政事務を行う職員）

• 定年：2127万9000円
• 応募認定：2276万円
• 自己都合：384万9000円
• その他：245万4000円
• 全体の平均支給額：1507万4000円

このように、定年まで勤めると2000万円を超える可能性が高いようです。また、45歳を超えてからの早期退職では2割程の加算があることも分かりました。