収入に応じて納めた保険料により、将来の受給額が変わる「厚生年金」。一般的に男性より年収が低いとされる女性は、厚生年金の平均額も男性より低い場合があります。

おひとりさまといっても独身で正規雇用に就いてきた方もいれば、離別・死別のため育児や介護で離職するなど加入月数が少ない方もいるでしょう。

おひとりさま女性の厚生年金事情を詳しく確認しながら、老後の生活費の赤字についても計算します。

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1. 【厚生年金】男女別の月の平均額はいくら？

まずは厚生労働省「令和2年度 厚生年金保険・国民年金事業の概況」より、厚生年金の平均月額を確認しましょう。

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1.1 厚生年金の平均月額（受給者数1610万133人）

〈全体〉平均年金月額：14万4366円

  • 〈男性〉平均年金月額：16万4742円
  • 〈女性〉平均年金月額：10万3808円

※国民年金の金額を含む

平均額は男性で約16万円、女性で約10万円と、約6万円の違いがあります。

もちろん個人差がありますが、一般的に男性より賃金が低く、一時離職することもある女性の場合、男性に比べて年金額も低くなるようです。