平均年収400万円世帯は何割いるのか
まずは「令和2年分 民間給与実態統計調査」から、平均年収世帯(400万円超500万円以下)がどれくらいの割合でいるのか確認していきましょう。
給与所得者の総数5245万人のうち、年収400万円超500万円以下に該当するのは764万3000人。割合にして14.6%。
もっとも割合が多いのは年収300万円超400万円以下の913万人(17.4%)ということがわかります。このボリュームゾーンを含む年収400万円以下の人の割合は55.1%と半数以上にのぼります。
通常、国が衰退しないためには経済の成長が不可欠であり、経済成長にあわせて物価や賃金も上昇していくのが自然な成り行きです。
ところが過去30年間、平均年収が400万円から変わっていない。これが日本の現状といえるでしょう。