2.4 節約術4. クレジットカード払いを控えた

コロナ禍でネット通販の利用が増えたことに加え、ポイント還元目当てで、クレジットカードでの支払いが増えていたAさん。この点も見直したようです。

「クレジットカードはとても便利です。ただ、現金払いと比べて『お金が減っている』という感覚が薄くなって、ついつい使いすぎてしまうんですよね。さらに、口座引き落としのタイミングも使ったお店によって、1か月後だったり、2か月後だったりすることもあります。しっかり管理をしていないと、思わぬ時に大金が引き落とされて驚くこともありました。このため、クレジットカードの利用はなるべくしないようにしました。

その代わりといってはなんですが、今はデビットカードを主に利用しています。デビットカードなら、使った段階で口座に反映され、使い過ぎを防げます。ポイントがつくタイプのものカードもあるので、ポイ活もできるのもメリットですね。」

2.5 節約術5. いらないものを捨てる

節約ばかりに意識が向かうと、疲れてしまうもの。ストレスが溜まって無駄遣いをしてしまっては、本末転倒です。そうならないためにも、部屋や押入を片付けたり、いらない服・雑貨などを捨てたりするようにしたようです。

「そのうち子どもが使うかも」としまったままの文房具、友だちにすすめられるがままに買ってそのままのキッチン家電。いるもの・いらないものを整理すると、使わないものが意外に多いものです。

また、部屋を整理整頓することで、不思議と気持ちも整理され、物欲が落ち着くこともあります。整理整頓された状態を維持しようという気持ちが自然に芽生え、無駄な買い物をする頻度が減ったとAさんは語ります。

2.6 節約術6. 必要な分だけを買うようにした

買い物の手間を減らすために、ミネラルウォーターやボディーソープなどの日用品について、値下げされているときに買いだめしておくようにしていたAさん。これを思い切ってやめたようです。

「外出自粛令が出ていたときは、ストックが役立つときもありました。ただ、振り返ってみると、ストックがある時のほうが、ないときよりも消費が速いことに気づいたんです。『安かったし、まだまだストックがあるから』というのが、使用量に影響していたのだと思います。それ以降は、どんなに安かったとしても、必要以上は買いだめないようにしました。」