「公的年金」だけに頼るのも危険か
老後資金として、もう一つ頼りがちなのが国民年金や厚生年金といった公的年金です。
厚生労働省「令和2年度 厚生年金保険・国民年金事業の概況」より、それぞれの平均受給額を確認しましょう。
国民年金の平均月額
〈全体〉平均年金月額:5万6252円
- 〈男性〉平均年金月額:5万9040円
- 〈女性〉平均年金月額:5万4112円
厚生年金(第1号)の平均月額
〈全体〉平均年金月額:14万4366円
- 〈男性〉平均年金月額:16万4742円
- 〈女性〉平均年金月額:10万3808円
※国民年金の金額を含む
国民年金だけでは生活できないので、早めの備えが必要ですね。厚生年金も加入月数や収入に応じて備えた保険料により異なるもの。まずはねんきんネットなどでの確認をおすすめします。
少子高齢化の影響もあり、「年金はあてにならない」という方もいますが、基本的に年金制度は少子高齢化が進んでも持続する仕組みとなっています。
公的年金は「受給開始から生涯受け取れる」というメリットがあるので、老後生活の柱と考えてよいでしょう。
一方で、年金のみに頼るのはやはり危険です。
著者
株式会社モニクルリサーチ メディア編集本部
くらしとお金の経済メディア『LIMO』編集長/2級ファイナンシャル・プランニング技能士(FP2級)
1984年生まれ。東京女子大学哲学科卒業後、2008年に野村證券株式会社に入社。2級ファイナンシャル・プランニング技能士(FP2級)、一種外務員資格(証券外務員一種)を保有し、支店にて国内外株式、債券、投資信託、保険商品などの販売を通じて個人顧客向け資産運用コンサルティング業務に従事し、個人のお金の悩みを解決してきた。特に投資信託や株式、債券などを用い、顧客ニーズにあわせた丁寧でわかりやすい資産運用提案が強み。
現在は株式会社モニクルリサーチが運営する『くらしとお金の経済メディア~LIMO(リーモ)~』編集長。厚生労働省や金融庁など官公庁の公開情報等をもとに公的年金(厚生年金保険と国民年金)、社会保障制度、貯蓄、教育、キャリアなどをテーマに執筆中。専門家と実務家が発信する金融経済ニュースサイト『LIMO&ファイナンス』でも副編集長として記事を執筆している。3児のひとり親で中学・高校社会科(公民)教員免許保有。趣味は音楽鑑賞と読書(2026年6月26日更新)