「高所得」に明確な基準はありませんが、おおむね世帯年収が1000万円を超えれば高所得と言えるでしょう。

しかし、そんな高所得世帯でも貯金ができない「高所得貧乏」に陥るケースも。

その背景には、お金が貯まらない生活習慣だけでなく、国の補助金制度の恩恵が受けられない現実があるようです。

今回の記事では、そんな「高所得貧乏」になりやすい原因をご紹介します。

世帯年収1000万円でも貯まらないNG習慣2選

まずは、高所得世帯ほどお金が貯まらないNG習慣を2つご紹介します。

  • 支出に無頓着
  • 見栄で浪費する

いずれも自由に使えるお金がたくさんあると勘違いし、不要な支出が増えてしまったパターンです。

詳しい内容は次の項目で解説します。

支出に無頓着

支出に無頓着とは、例えば次に挙げるお金の使い方を指します。

  • ATMの手数料を気にしない
  • コンビニでよく買い物する
  • 通わないジムの年会費を払っている
  • 高い保険料をそのまま払っている
  • 使わないサブスクの支払いを続けている
  • ローンを借り換えず高金利で放置している

 など

このように「丁寧ではないお金の使い方」が頻発すると、塵も積もって多額の浪費につながります。

もしコンビニATMでも1ヵ月に4回出金し、その都度330円の手数料がかかった場合、1年間で1万5840円の支出です。

また、保険の見直しやサブスクの代金、高金利でのローンの支払いを続ければ、貯金ができなくなるのは明らかです。

月々の収支を細かく管理し、不要な支出をくまなくチェックしましょう。

見栄で浪費する

収入が多くなると、いわゆる「アッパークラス」としての自意識が芽生え、不必要な浪費に走る方もいます。

特にご近所にもアッパークラスの方が多ければ、見栄で浪費するケースが増加するでしょう。

  • 高級マンションや高級車をローンで購入する
  • 教育費を惜しみなく注ぎ込む
  • お付き合いで頻繁に高級ランチへ赴く
  • ブランド物の服や靴などを大量に買う

 など

一度浪費癖が染み付いてしまうと、常に財布の紐が開きっぱなしになります。当然貯蓄に回すお金は残りません。

高い買い物 = 浪費ではありませんが、頻繁に支払うべきものなのかを見極めるのが重要ですね。

ついお金を使ってしまう方は、使う前に引き落としで貯蓄するなど、対策を練るところから始めてみましょう。