国税庁の民間給与実態調査統計では、令和2年の平均年収は433万円。

この日本の平均年収ですが、じつは30年以上も大きく変化していないという実態をみなさんご存知でしょうか。

出所:国税庁「民間給与実態統計調査」

経済協力開発機構(OECD)が公表する世界の平均賃金データによると、日本の平均年収は35カ国中22位。これは、主要7か国(アメリカ・イギリス・フランス・ドイツ・イタリア・日本・カナダ)において下から2番目に位置します。

私は以前、生命保険会社に勤務し、数多くのお客さまからお金の相談を受けてきました。その経験もふまえ、日本の年収事情を紐解きながら、将来へのお金の備え方についてお話ししていきます。