梅雨の長雨による過湿や蒸れは、多くの植物にとって弱ったり枯れたりする原因に。

今回は、雨で大切な花を枯らさないためのポイントを紹介します。

長雨でも元気に咲くオススメの花もお伝えしますので、さっそくみていきましょう。

梅雨のトラブル!植物を枯らさないための対策は?

高温多湿による病害虫の発生を防ぐ

病害虫が発生する原因のひとつに、風通しの悪さが挙げられます。多湿の状況で空気が滞っていると、植物が蒸れやすく、病害虫が発生しやすくなります。

風通しのよい環境を作るには、花ガラや枯葉をこまめに取り除き、密集した枝は剪定します。植え込む時に、あらかじめ株間を開けておくのもポイントです。

雨による泥はねが葉に付くと、病気に感染することもあります。マルチングなどをして、雨ではねた土が葉に付かないようにする工夫も必要です。

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長雨による根腐れを防ぐ

根腐れは、土中の水分が長く滞留することで起こりやすくなるトラブル。根腐れを防ぐには、あらかじめ水はけと風通しをよくしておきましょう。梅雨の晴れ間に土が乾きやすくなるので、根腐れの予防につながります。

植物の枝葉が密集しないようにすることも大切です。土が乾きにくくなる環境はできるだけ改善しましょう。こまめに枯葉や花ガラを取り除き、混み合った枝葉も剪定しておきます。

植え付け時には、少しだけ高植えにするのもオススメ。地面よりほんの少しだけ高く植えることで、排水が改善され、根腐れ防止につながります。