3. 不動産投資で老後に向けた資産運用をする時の注意点とは

こうしたリスクもはらんでいる不動産投資について、老後に向けた資産運用として活用する場合、どのような点に注意すればよいのでしょうか。

まずは、「投資する対象を吟味する」です。

当たり前のように聞こえるかもしれませんが、慢性的な人口減少の続く地域の、価格が下落傾向にある物件を、その時点での価格だけ見て「安い、お買い得だ!」と考えて安易に購入してしまうといったケースもあります。

上記の通り、不動産の価値は様々な要素の影響を受けます。

物件の購入を検討する際は、価格だけでなく、様々な観点から見ようとする姿勢を持つことが大切です。

また、不動産以外の資産にも投資を分散させることも効果的です。

賃料収入などの安定収益は、「よくも悪くも」安定的です。

その分、想定上の大きなリターンを上げる可能性も低くなります。

資金の一部をよりハイリスク・ハイリターンな資産に割り振ることも、資産運用において効果的かもしれません。