学費の準備は長期戦「効率良く貯める方法」とは
「子どもが行きたい学校に通わせてあげたい」「子どもがやりたい習い事に通わせてあげたい」など、自分の子どもには、しっかり学費をかけてあげたいと考えているご家庭は多いでしょう。
しかし、学費の準備は子どもが大学を卒業するまで必要となるため、長期戦となります。子どもが小さいうちから、とりあえず色々な習い事や塾に通わせてしまうのは危険です。
子どもの人数や、マイホームなどの購入予定など、その他の出費も考慮しながらマネープランを立てていく必要があります。
学費のマネープランとしては、まず子ども1人につき、大学卒業までに総額1000万円くらいかかると認識しておくと良いでしょう。
一般的には私立の小学校を除くと、一般的に学費が最もかかるのは、高校~大学卒業くらいだと言われています。一度に1000万円を準備するのは難しいので、子どもが生まれた時からコツコツとお金を蓄えていくことが大切です。
学費を準備するには、毎月お給与が振り込まれた段階で、貯金分を別口座に移してしまう「先取り貯金」を実践しましょう。
さらに、学費として将来使う予定の貯金は資産運用に回すのもいいでしょう。つみたてNISAなど、運用益を非課税で投資を行うことができる制度を活用すれば、お得に資産を増やすことができる可能性があります。
学費は、マネープランを確認して「先取り貯金」と「資産運用」で効率よく準備していくと良いでしょう。
学費は早いうちからの備えが大事
今回は年収によって子どもの学費が大きく違うことを紹介しましたが、きちんと準備しておけば、自分の子どもたちを希望の学校に通わせてあげることは可能です。
子どもが生まれる早いころから準備をすることで、精神的な余裕も生まれるでしょう。今回ご紹介した内容を参考にしながら、ぜひご家庭の学費やマネープランについて、見直してみてはいかがでしょうか。
参考資料
下中英恵FP事務所 下中 英恵