東芝株もみ合いの末に大幅上昇、日経平均は3日ぶり反落

【東京株式市場】2017年3月30日

株式市場の振り返り-日経平均株価は3日ぶり反落、後場は下げ幅を急速に拡大

2017年3月30日(木)の主要指標(カッコ内は前日終値比)

  • 日経平均株価 19,063円(▲154円、▲0.8%) 3日ぶり反落
  • TOPIX 1,527.5(▲14.4、▲0.9%)  続落
  • 東証マザーズ総合指数 1,064.6(▲7.7、▲0.7%)  3日ぶり反落

東証1部上場銘柄の概況

  • 値上がり銘柄数:338、値下がり銘柄数:1,572、変わらず:100
  • 値上がり業種数:3、値下がり業種数:30
  • 年初来高値更新銘柄数:74、年初来安値更新銘柄数:2

東証1部の出来高は18億4,941万株、売買代金は2兆605億円(概算)となりました。出来高は前日より増加しましたが、売買代金は概ね前日並みでした。年度末を迎えて材料に乏しく、模様眺めが続いているようですが、売買代金はかろうじて2兆円を維持しました。

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そのような中、日経平均株価は寄り付き直後こそ前日終値を上回る場面がありましたが、それ以外は終日マイナスで推移しました。特に、後場の半ばからは下げ幅を急速に拡大し、大引け間際には一時▲174円安まで下落します。最後は若干戻したものの、▲150円超安の3日ぶりの反落となりました。

なお、TOPIXも同じような値動きとなり、続落となって引けています。

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東証マザーズ総合指数は反落、売買代金は3日ぶりに1,000億円超へ回復

東証マザーズの出来高は6,369万株、売買代金1,079億円となりました。出来高は前日並みでしたが、値嵩株の取引が増加したことにより、売買代金は3日ぶりに1,000億円を回復しています。

なお、総合指数は3日ぶりの反落となりました。新規IPO人気が一巡した中で、個人投資家の資金流入が本格化するかどうか注目です。

ソニーと東京エレクトロンが連日で年初来高値を更新、一方でJR九州は7日続落

個別銘柄では、任天堂(7974)が久しぶりに大幅下落となり、エーザイ(4523)やオリンパス(7733)なども大きく値を下げました。

また、ソフトバンクグループ(9984)も低調な値動きとなり、住友不動産(8830)やユニー・ファミリーマートホールディングス(8028)も大幅下落となっています。その他では、LIXILグループ(5938)が急落し、ディフェンシブ銘柄のJR九州(9142)も7日続落となりました。

一方、前日急落した武田薬品工業(4502)が+4%高となる急反発となり、堅調に推移した東京エレクトロン(8035)とソニー(6758)は年初来高値を更新しました。

また、ファナック(6954)、ニトリホールディングス(9843)、キリンホールディングス(2503)などが取引時間中に高値更新となりましたが、その後は売られて終値は下落しています。なお、巨額損失を発表した東芝(6502)は荒い値動きの末、大幅上昇で引けました。

新興市場では、ミクシィ(2121)が値を上げて年初来高値を更新しました。また、アスカネット(2438)も取引時間中に高値を付けましたが、その後は急落して終値は下落しています。また、そーせいグループ(4565)が大幅反落となり、アクセルマーク(3624)も急落したのが目を引きました。

青山 諭志

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慶應義塾大学卒業後、国内大手及び外資系大手金融機関に合わせて10年以上勤務し、株式市場を中心にマーケット関連の仕事に従事。その後独立。金融機関では主にアナリストとして企業や産業調査活動に従事。調査内容としてはミクロ・セミマクロが主な分析対象だが、好きなのはマクロ分析。記事で取り扱うテーマはマーケット、企業分析といった株式市場関連の分析や貯蓄といった個人の資産運用(パーソナルファイナンス)を取り扱う。最近は「富の分配」問題や「お金持ち」である富裕層研究にも時間を割いている。その他に興味のある分野はブロックチェーン技術とゲノム(ジーノム)。