3. 金額が大きいからこそ、早めの対策を

先ほどの老後の1カ月の支出額を見ると、持ち家であれば月約14万円、賃貸なら約18万円になることがわかりました。

厚生年金の平均が月10万円とすると、4~8万円不足するおひとりさま女性が多いということ。

老後を25年間(65~90歳まで)と仮定すると1200~2400万円不足することになります。老後2000万円問題はおひとりさまにとっても他人事ではありません。

金額が大きいからこそ、おひとりさま女性は早いうちから備えていく必要がある。定年後も続けられる仕事について考えたり、毎月金額を決めて貯金したり、貯蓄の一部に運用を取り入れたりなど、さまざまな方法があるでしょう。

運用についてはリスクがありますが、「お金に働いてもらう」こともできます。きちんとリスクを把握した上で、ご自身のリスク許容度に合った運用をするのも一つでしょう。

まずは情報収集をして、老後に備えてくださいね。

参考資料

宮野 茉莉子