コロナ禍で不安定な経済情勢、インフレへの懸念、老後への不安などから「不動産投資」を検討されている方もいらっしゃるのではないでしょうか?

ただ、先行きが見えない時代だからこそ、高額な不動産を購入して投資するのは怖いと感じている方も少なくないはず。そんな方におすすめなのが「自宅投資」です。

【不動産投資】「自宅」の売買・活用で資産形成

自宅とは、言うまでもなく「住まい」です。ただ、自宅を住み替えていく過程で収益化することも可能です。

たとえば、5000万円で購入した自宅を、15年後に4200万円で売却できたとします。購入時より価値は下がっているものの、借入期間35年・固定金利2.0%・元利均等返済で順調に返済していったとすれば、売却時のローン残債は3200万円ほどにまで減っているはず。売買時や住宅ローンの借り入れ・完済等の手数料を考えても、収支はプラスになるでしょう。

また住み替え時に、自宅を賃貸住宅とするのも1つの選択肢です。たとえば、独身時代に購入し、居住していたコンパクトマンションを結婚・転居後に賃貸に出すなど。

収益物件とすることで、この後、説明する自宅ならではの優遇は受けられなくなります。とはいえ、自宅として住んでいる間は住宅ローン減税などが受けられ、なおかつ住んでいる間にもローン残債は減っていくため、新たに投資物件を購入するより負担が少ないこともあります。

自宅投資を成功させるためには、資産価値の落ちにくい住宅を選んだり、売り時を検討したりするなど、一定の知識や工夫も必要です。

しかし、自宅の売買や維持にあたってはあらゆる点で不動産投資より優遇されていることから、始めやすく、成功する可能性が高い投資方法だといえます。