老齢年金以外の年金も受け取れる
年金は老後に受け取れる「老齢年金」のイメージが強いですが、「障害年金」と「厚生年金」もあります。
障害厚生年金
もし厚生年金の加入中に障害等級1・2級にあてはまった場合、障害基礎年金に加えて障害厚生年金が上乗せされます。
障害厚生年金は加入期間が短くても一定(300月分)の給付が確保されます。
また国民年金のみの場合、3級以下の障害では年金を受け取れませんが。厚生年金であれば障害厚生年金または障害手当金(一時金)の支給を受けられます。
遺族厚生年金
被保険者が亡くなった場合、遺族は遺族年金が受給できます。厚生年金に加入していれば給付が上乗せされるケースもあるのです。
このように国民年金のみの場合と比べると、厚生年金では保障が手厚いといえます。
おわりに
2022年10月からは、パート主婦でも厚生年金に加入できる条件が緩和されます。
保険料の負担が気になる方は、まずは発生する保険料の目安を確認しておきましょう。手取りが減る方もいますが、それでも将来の年金額が増やせるのは大きなメリットです。
今回紹介した障害年金や厚生年金の他にも、健康保険に加入するメリットも存在します。一つの側面で判断するのではなく、さまざまな角度から確認していきましょう。
参考資料
太田 彩子